墓の中から

クソリプガイジの墓場

薬と縁が切れそうな話

・薬と縁が切れそうな話

 

 

 親に薬を隠し持っていることがバレた。

 

 そりゃあそうだろうなと思う。薬でキマってる時の私は、客観的に見たらおかしくなってる。疑った親が、部屋を捜索するのは当然の流れだった。

 

 2日ぶりに風呂に入って、風呂から上がったら両親に神妙な顔つきで居間に呼ばれたので、「ああこりゃ薬バレしたな」と思った。部屋に戻ったら、隠していた薬が全部なくなっていた。

 

 2日前までの私だったら、表面的に両親に泣きながら言い訳をして、また薬をクレジットカードで買ってたと思うんだけど、薬でやらかしたことを心底反省してたし(「人と縁が結べない話」っていう記事で書いた)、薬でキマってやらかしたことで人を傷つけてしまっていたので、「もう閉鎖病棟にぶち込むなりしてくれ」と諦めた気持ちで、親にこのブログの記事を印刷して提出した。

 

 母親は、黙って薬を処分してた。父親は、めちゃくちゃ頭が良いんだけど、私が話したことをすぐに理解してくれた。泣きながら、父親の考え方の柔軟さにびっくりしてた。

 

 私が、「死んでも生きても迷惑をかける」って言ったら、「生きて迷惑をかけてくれ」って言ってた。いい話だなあ。

 

 私は何でもマイナスに考えてしまうんだけど、それってネットのせいかもしれない。「働けなくなったら、生活保護しかない」みたいな、極端な、偏った考え方になってしまう。

 

 ネットでくらい、人の不幸を見ていたいもんね。ただのいい話を誰も求めてないから、マイナスの感情ばかりがネットには漂ってる。

 

 

 

 

 私の人生はマイナスから始まってるんだけど、それをプラスにするためにずっと薬を飲んでた。だけど、今は、マイナスから0にするために薬を飲みたい。テンションを上げるために薬を飲んでたけど、今は「死にたい」とか思わないために、薬を飲みたい。

 

 要するに、気分を上げるために、もう薬を使うのはやめよう、って心底思った。人よりも感謝の感情が私は薄いんだけど、両親には死ぬまで頭が上がらないと思う。いわゆる、「普通の家庭」に生まれてたら、本当に自殺しちゃってただろうなあ。それで、友達でもない奴から、「なんで悩みを打ち明けてくれなかったの」とか言わちゃうんだろうなあ(笑)

 

 健常者の人って、毎秒「死にたい」って思ったりしないんだな。母親に、「あなたの考えてるしんどさがわからない」ってハッキリ言われて、「ああ健常者って死にたいって思ったりしないんだな」って気がつけた。

 

 とりあえず、これからは、「働いて、結婚して、子どもを産む」っていう普通の生き方にとらわれて生きるのはやめようと思う。あと、健常者に、しんどさをわかってもらおうと思うのは、高望みしてるなあって。傲慢なんだな。

 

 健常者に、「死にたい」って言っても、

 

しんどくても一生けん命生きてる人はいっぱいいる!(俺はしんどい思いして生きてるからおまえも我慢しろ)

悩みがあったらいつでも聞くよ?(聞かない上に、説教をし出す)

俺と付き合ったら、今までの嫌なこと忘れさせてあげる!(おまえの存在がストレス)

 

 みたいな、寒い論調でしかものを言われないから、黙っているのが正解なんだろうけど、「それは違います」って、こうやって言葉を尽くして、たとえわかってもらえなくても、主張し続けることが、私の生きることなのかなあって思います。