墓の中から

クソリプガイジの墓場

2020.10.02

貯金がXXX万貯まってもまだ死にたい。以前のように積極的に自殺したい気持ちでもないが、特別生きていたくない。毎日筋トレをやっていた頃のように、生きる実感が欲しい。

金が生きる理由にはならないことをわかっていながらも、金を稼げると自己肯定が進むのでダラダラ金稼ぎに時間を使ってしまった。

そもそも貯金を始めたのは安楽死にXXX万くらい金がかかるという記事を読んだからだ。しかし貯金がXXX万を超えたあたりから色濃かった希死念慮はうっすらし、今では生きるために金を消費している。

でも生きていて幸せだと思えない。きっと食事や運動や睡眠をおろそかにしているからだ。

 

9月上旬、働いて売り上げが上がらないので、やっと休もうと思えた。やる気薬を飲んでも頭はぼんやりした感じが続いていた。休まなければならないとやっと思えた。この日をずっと待っていたような気がする。

 

目の前に金が落ちていれば、食事などを二の次にして拾いに行ってしまう。私は金自体が欲しいのではない。「貯金XXX万円」という数字が欲しいし、いざとなれば貯金XXX万円を安楽死に換金できるかもしれない可能性が欲しい。売り上げが入れば自己肯定された気持ちになる。ハイスコアを叩き出せば脳汁が出る。

 

しかし、決して幸せではなかった。不安定なグラグラした感覚が抜けなかった。おそらく人生の指針が間違っているのだ。間違っているとわかっていながらも、健康を二の次にしてしょぼい金を稼ぐことがやめられなかった。

 

金は絶対的な安心感をもたらしてくれないが、人よりは信用できる。人の気持ちはコロコロ変わるから、自分を含めて人ほど不安定で信用ならないものはないと思う。

やる気薬に今よりずっと依存していた頃から何も変わっていない。人を信用できないから薬や金に頼るしかないのだ。

 

人のことが嫌いだ。悪人のくせに善人ヅラをする。気持ちはすぐに変化するのに永遠を誓ったフリをする。人のことを好きになろうとしてきたが、無理だ。恋人や友達よりも金のほうが自分にとっては価値が高い。

 

思い返してみれば、友達はいなかった。人間の友達はいなかった。その場限りでつるんでいる人はいたが、全く心は通じ合わなかったし誰かと一緒にいるのが苦痛だった。振り返って懐かしい思い出にさせてくれるのは、漫画・映画・音楽・小説。そういうものばかりだった。これからもそうだろう。

 

労働に疲れ切った夜、漫画「自殺島」を読んだ。

自殺未遂者が無人島に集められ、自給自足を行っていく過程で生きる力を取り戻していくサバイバル漫画だ。

主人公が鹿を狩猟して、解体し肉にする過程で、「命をいただいているのだ」「人間も自然の一部で、生かされているのだ」と最終的に気づく場面で泣いてしまった。

本来、生きるとはそういうことだ。コンビニでパッケージされた細切れの肉ばかり食べているからだ。生きる実感を失い、「死にたい」「生きていたくない」と思うのはそのせいだ。

食事に時間をかけたい。自分で丹念に準備した食事ほど実感を持って食べられるはずだ。ウーバーイーツで手配したインスタントな食事は、テレビを見ながら雑に味わうことしかできない。

 

インスタントでお手軽な生活が、生きる実感を奪い死にたさを加速させている。金を出せばパッケージされた食べ物が手に入る。しかし簡単でお手軽であればあるほど、食べ方は雑になり、私の死にたさは加速するだろう。

 

めんどくさいけど、丁寧な生活とやらをするしかないだろう。インスタントな生活をしていても大丈夫で鈍感な健常者でありたかったが、金があっても幸せではないし、仕事の合間に行く銭湯が一番幸せだった。

 

私の祖父は農業をした後に温泉とサウナをキメて、帰宅してから酒を一杯やっていた。祖父はとても幸せだったんだろうな、と今になってわかる。食事のために体を動かし、サウナで自律神経を整え、最後は酒でゆるませる。そういう生活をやっていたらまず「死にたい」なんて思わないだろうな。

 

9/7

 

インターネットがいきなりつながらなくなった。格安ルーターに原因があると思って新品のNEC電気屋で買った。だがつながらないので、プロバイダーのせいだと思ったが結局そうじゃなかった。

ソフトバンクには全くつながらなかった。電話よりもチャットサポートの方が繋がりやすいという教えてgooの助言に救われた。1日仕事で疲れた。しんどい。

ストレス耐性が皆無な自分の姿が露呈する。不都合なことにぶち当たると何もかもを投げ出したくなる。ストレス耐性がほしい。たぶん一生ストレス耐性は身につかない。

 

漫画や映画に熱中している時だけが幸せだ。これは薬物依存回復期から変わらない。現実を見たくないから、フィクションの世界に逃避していた。今はあの頃よりも人生がしんどくないはずだけど、別に生きていたくもない。

 

食べたいものがない、ほしいものもない、生きていたくない。マイナポイントで3000ポイントもらったけど、特にほしいものがない。休んでいればほしいものも出てくるのだろうが、最近買ってるのは仕事の仕入れ物ばかりで自分のものがほとんどない。

 

でもなぜか金を稼ぐことだけは熱中して続けられているからウケるな。動画さえ安定して撮影できれば。そのうち2日くらいは病んで放置していたけど、その放置期間に値上げした動画が売れていたから、それでやる気を取り戻した。

 

金稼ぎばっかりやって、目先の数字ばかり追いかけて、生活の実感がないから死にたいのだ。もう答えは出ているから行動に移すだけだ。税金をたくさん取られるだけで、稼いでもうまみはない。でも売り上げがガンガン入ると気持ちいいんだよな。売れるとうれしくて苦しい。売れないと苦しいだけだ。

 

どうせ金があってもなくても、人生はつらくて苦しいのだ。金を稼げなくなっても人生は死にたいままだろう。今までもそうだった。金稼ぎで人生のつらさを麻痺させる。本末転倒な気もするが、丁寧な生活とやらをやるには人生が長すぎる。今、40代くらいのババアならよかったのに。まだ30にもなれていない。人生長すぎる。