墓の中から

クソリプガイジの墓場

薬物中毒になり、自宅のベランダから飛び降りた人間の末路

●「生きる理由」なんてありません。「死に方」を検索する人生です。

 

 

 薬が、体から抜けきる過程は地獄でした。体の全細胞が、薬を求めていました。私の体は、薬でできていました。

 

 

 直属の上司には、職場に行かなくなる1か月前から、「薬を乱用しながら働いている」ことを伝えていた。「1日に60錠くらい飲んでいる」と言ったら、ドン引きされたけど、それが私の普通だった。

 

 上司も、さすがに「こんな危険な奴に、オレの統制する部署にいられたらまずい」と思ったのか、「正月休みをはさんで、1週間くらいで薬抜きをしろ」と言ってきた。

 

 でも、私は1週間ぽっちではどうにかできないことは分かっていた。薬物乱用を始めてから2年が経過していた。

 

 

 私は、現在個人輸入が禁止になった、デパス(薬)のジェネリック薬品を、ひと月400錠服用していた。加えて、用量を守らずコンスタンセパゾンなども服用していた。極め付けに、麻薬の成分が含有されている咳止めブロンである。月に薬関係の出費は4万を超えていた。

 

 もはや、金を稼ぐために働いてるのか、薬のために働いているのか、わからなくなっていた。

 

 

 

●「お薬で人格を変えて、人生ハッピーに生きていきましょう!」と言うキチガイ精神科医

 

 

 先ほど挙げた、「デパス、コンスタン、セパゾン」は、ベンゾジアゼピン」という、身体的依存が激しい薬である。もはや、合法の覚せい剤である。

 

 「ベンゾジアゼピン系」の薬物は、依存性が強く、用法用量を守って服用していても(私の場合は用量を守っていなかったが)、依存になってしまうのである。

 

 

 

 最初に行った精神科では、コンスタンを処方された。医者が言うには、「精神依存はあるけど、身体依存はないよ」とのことだった(ウソです)。コンスタンは、ベンゾジアゼピン系の、身体依存の激しい薬である。

 

 この精神科医には、「人前で緊張してうまくしゃべれない」ことを伝えたが、「お薬で人格を変えて、人生ハッピーに生きていきましょう!」キチガイみたいなことを言われた。しかし、私も薬で色んなことがうまくいったことは事実だったので、キチガイ信者になっていった。悪い意味で、相性が良かったんだと思う。

 

 

 その後、薬でラリった状態で、精神科の診察を受けた時、「ヤブ医者」呼ばわりして、その精神科は出禁になった。まったく私の自業自得なんだけど、精神科医って、こんなのが大半だと思う(別の精神科にも行ったけど、たいした診断もされず、薬を処方されて終わった)。

 

 薬づけにして、患者から、思考を奪っちゃうのが、日本のありがちな精神科医。それでメシを食ってるんだから、しょうがないかもしれないけど。医者に「死にたい」とか言ったところで、「じゃあお薬増やしましょうね」としか言われません(すべての医者がそうではありませんが)

 

 

 

●文字どおり、死んだ方がマシなほどの身体的苦痛

 

 

 薬抜きの過程は、あんまり思い出したくない。高熱を出して、うなされている状態が、3か月くらい続くことを想像してほしい。高熱なんて、1日だけでも心身共にまいってしまう。まして、私は心が弱い人間なので、1日でも耐えられなかった。

 

 まず、1日にありえない量の薬を飲んでいたので、内臓がいかれていた。マトモにご飯も食べられなかった。ベッドに横たわっていても、目まいが起こり、上下の感覚がわからなくなった。

 

 何度「死のう」と思ったかわからない。自殺する時は、飛び降り派なので、自宅がマンションの上階だったら、確実に飛び降りて死んでいたと思う。

 

 薬を、ネットで購入する気力さえなかった。ベッドに横たわって、うめいていた。スマホをさわることすらできなかった。嵐が過ぎるのを待つみたいに、薬が体から抜けていくのを、待つしかなかった。

 

 

 

●それでも、断薬して4日くらいしか経過してない件について^^;

 

 

 私は、もう身体的依存の強い「ベンゾジアゼピン系」は絶対にやらないと決めたんだけど、それでも、ベンゾジアゼピン系以外の薬なら、いつでもやめられるんじゃないか」と考えていた。今でもそう思う。一生、薬の誘惑と戦い続ける人生なんだと思う。

 

 

 体の依存は抜けたけど、心の依存は一生抜けない。

 

 

 あと、ブログを書き始めて、まだ1週間しか経っていないことに絶望した。体感では、2週間くらい断薬している気がする。文章を書くことで、1日をどうにかやり過ごしてる。

 

 でも、ブログを書き始めてからも、咳止めブロンをオーバードーズ(過剰摂取)して、記憶をなくしたりしてる。

 

 薬がないと、時間が過ぎるのがめちゃくちゃ遅い。文章を書いたり、ギターを練習したりして、今は何とか正気を保っています。